味と調理の万能選手…「あじ」

Text by Yasuhiko Susaki & Staff K

2017.05.11

今回は「あじ」のお話です。

●安くて
●栄養満点で
●身近に手に入る
食材って、なにかないものですかね〜。




うれしいことに、
それがあるんです!

 

しかも、

●お刺身でよし

●焼いてよし

●煮てよし

●揚げてよし!

 

いろいろな楽しみ方ができる、夏の味覚の代表選手!
そう、それが「あじ」なんです。

あじは
青背魚でありながら白身魚の良さを併せ持つ、いわば、お魚界のshineハイブリッドカーshineのような存在!

 

注目の栄養素EPA・DHAなどを多く含み、生活習慣病の予防にもよい青背魚といえば、「いわし」「さば」「あじ」が代表的なものですが、その中でも、あじは癖がなく、万人に好まれる上品な味わいです。

 

他の青背魚もおいしいですが、脂肪が多い分、やや癖があります。
その点、あじの脂肪含有量は、いわしやさばに比べておよそ1/3以下!

 

しかも……
「まあじ」のたんぱく質含有量は20%以上あり、魚の中でもトップクラスなんです!

 

青背魚なのに、
白身魚のように高たんぱく、かつ低脂肪・低エネルギーで、とってもヘルシー!

 

あじの名前は、
「味がいい」
ことからつけられたという説が有力なくらい、多くの人に好まれるお魚なんですね。

 

さて、
あじと言えば「まあじ」が代表的なものですが、ほかにも

「めあじ」

「むろあじ」

「まるあじ」

「あかあじ」

など、さまざまな種類があります。

 

今では年中出回るようになりましたが、やはり夏が旬。

 

刺身や塩焼き、煮魚、フライのほかにも、たたき、酢締め、にぎりずし、干物、骨せんべいなどバラエティに富んだ楽しみ方ができる「調理の王様」でもあります。

 

昔から代表的な大衆魚として私たちの食卓をにぎわしてきましたが、50万トン以上あった漁獲量が1980年代には1/10に激減。

 

一時は高級魚とさえ言われました。
しかし、その後漁獲量が回復。
安価で良質のたんぱく質を供給してくれる大衆魚としての地位を保つ一方、産地によっては「関あじ」など、ブランド化もされています。

 

さあ、どうです。
あじを食べたくなりませんか?

お刺身で一杯

塩焼きで一杯

ビールbeerもうまい!(笑)

 

ほくほくの白身をほぐして、ぜひ、わんちゃん、ねこちゃんにもあげてください。

 

きっと、喜びますよ!

 

 

食品図鑑 『あじ』

◆旬

夏 6〜8月

 

 

◆主な栄養成分

●たんぱく質
あじに含まれる良質のたんぱく質には、
グリシン、アラニン、グルタミン酸などのアミノ酸や
イノシン酸がたくさん含まれ、独特の旨みを醸し出しています。

●EPA・DHA

●カリウム

●カルシウム

●ビタミンA・B2・B6・E・D
※ビタミン・ミネラルなど、さまざまな栄養素がバランスよく含まれている食材です。

 

◆選び方

目に濁りがなく、体表面に光沢やハリのあるものを選びましょう。

 

◆調理のポイント

●鮮度が良いものを買ってすぐに食べるなら、お刺身がおすすめ!

●鮮度の良いうちなら、たたきにもできます。人用には、生姜とネギを忘れずに!

●夏の時期はバーベキューでじゅうじゅうと…焼きたてをほぐして食べても最高!

●ほかに、干物、南蛮漬けなど…、人もペットもいろいろな楽しみ方ができます。

 

◆保存方法

わた(内臓)をつけたままにしておくと、鮮度が低下します。
すぐに調理しない場合は、えらやわたの部分を取り除いておいた方がいいでしょう。

 

(文章:田村和広上級指導士

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