夏の定番野菜、きゅうり

Text by Yasuhiko Susaki & Staff K

2017.05.11

一般家庭の食卓には欠かせない!

 

そんな身近な存在である彼ら。
純和風の野菜といったイメージがあるのではないでしょうか?

 

実は、きゅうりは元々、海のずっとずっと向こうからやってきたんだそうです!

 

【歴史】

きゅうりの歴史は意外にも古く、紀元前4000年、メソポタミアで盛んに栽培されていたそう。
その後、シルクロード経由で日本にも広まっていったと考えられています。

きゅうりは昔は、中国から伝わった通り、漢字で黄瓜と書いていたそう。
なぜきゅうりは緑色なのに黄瓜と書くのかというと…

 

きゅうりは緑色のイメージですが、実は熟すと実が黄色くなるのだそうです!

昔はその熟した黄色い実を食べていたんだそう。
だから黄瓜と書いたのですね。

 

昔は熟した黄色い実を食べるのが一般的だったようですが、黄色いきゅうりは苦みが強く、人気のない野菜だったそうです。
昔の記述を見ると、はっきりと「まずい」と書かれており、あの黄門様である徳川光圀にも嫌われていたという説も…。

その後、幕末にきゅうりの品種改良が行われ、現在のおいしいきゅうりが広まったそうです。

 

食品図鑑 『きゅうり』

 

◆旬

6月〜9月

 

◆主な栄養成分

きゅうりは水分が90%以上で、ビタミンc、カロチン、カリウムが含まれています。
水分がたっぷり含まれているので、昔から暑い地域では、水分補給用に重宝されていたそうです。

さらに、体にこもった余分な熱を冷まし、潤いを与えてくれます。
暑い地域、季節にはぴったりの食材といえるでしょう。

 

◆薬膳

きゅうりは、薬膳、漢方の観点では、寒性です。
体を冷やす強い作用があります。

利尿作用もあり、むくみ、湿疹、だるさといった水分代謝の乱れが引き起こす症状改善にも向いています。

 

◆選び方

重みがあって全体にハリがあり、表面の緑色が濃いものは良く育っている証拠です。

多少曲がっていても問題ありませんが、できるだけ太さが均一のもので両端がかたいものを選んだ方がよいでしょう。500円玉より太いものはあまりおすすめできません。

最近ではイボの無い品種もありますが、イボがあるものイボがきちんと尖っているか確認しましょう。ゴツゴツととがっているものが新鮮です。

 

◆調理のポイント

夏の食材であるきゅうり。
生で食べると美味しいのはもちろんのこと、実はサッと炒めて食べてもおいしいのです。

少し加熱して食べると、体を冷やす作用が弱くなります。

季節に合わせた調理法で、食べるのがオススメです。

 

◆保存方法

きゅうりは水分に弱いので、まず表面の水分を拭きとりましょう。
そして、新聞紙やキッチンペーパーに包んで、冷蔵庫に保存します。

このとき、きゅうりのヘタの部分を上にして立てて保存すると、より長持ちすると言われています。

用途が限られますが、冷凍での保存も可能です。
薄い輪切りにして、塩でもみ、よく水分をきると、冷凍で保存できます。

ただし、薄い輪切りにする時点で、ポテトサラダなどに用途が限定されてしまいますね。

 

(文章:三國涼子指導士

 

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