食事を変えても改善しない原因不明のIBD(炎症性腸疾患)について

Text by Yasuhiko Susaki & Staff M

2017.07.30

慢性的な下痢が続き、動物病院を受診したところ、原因不明のIBD(炎症性腸疾患)という診断で、一生投薬です…という子が当院に連れられてきます。

 

薬をなるべく使わずに、食事や、より自然な方法で何とかしてあげたい、という飼い主さんが多いようです。

 

ハッキリ申し上げます!

IBDと診断されたペットの体内には、必ず症状に繋がる異物がいます!

 

繰り返す下痢に、原因不明のIBDと病名が付くと、難病のイメージが強調されがちですが、

当院でのこれまでの診療経験から、自分のやり方の方向性に誤りはないと自信を持って申し上げます。

 

 

下痢が続くと、食事内容を変えがちです。

 

もちろん、変えてもいいのですが、変えて3日たっても改善しない場合は、

「食事は関係ない」

と考えるのが正しいと思います。

 

そもそも、食べられる食材と食べられない食材がある時点で、食材の問題では無く、身体の問題です。

 

最近、IBD(炎症性腸疾患)と診断されたペットの診療がありましたが、100%治療の方向性が間違っていました。

 

「炎症なんだから異物があるんですよ!」
「今まで食事を変えても改善しなかったでしょ?」

とお伝えして、

 

「あっそうか!」

と軌道修正できる方と、

 

「そうでしょうか?」

と、今までのうまく行かなかった選択肢をさらに強力に推し進めようとする方と…

 

「人は経験から多くのことを学ぶ」という言葉がございますので、

後者の方には、トコトンまでうまく行かないことをご経験いただこうと、押し付けることなくご希望を優先していただいています。

 

前者のように、指摘されたとおりの見方・考え方をスムーズにご理解いただくことができる素直な方には、できるだけ短時間で解決できるように、その時点での一番適切な対応方法をアドバイスさせていただいております。

 

繰り返しになりますが、IBDと診断されたペットの体内には必ず症状に繋がる異物がいます。

 

炎症を起こしている原因をキチンと調べて、それを取り除くことが改善に繋がるのです。

 

繰り返す下痢が、食事を変えて3日程度で改善しないならば、

それは、食事が問題なのではなく、異物を取り除くべきなんだと言うことは覚えておいてください。

 

もちろん下痢にとどまらず、
あらゆる症状には原因があり、
その子の状況に応じて、
体内や環境の異物の状況を確認して、
場合によっては薬も使って症状を抑えながら、

症状を起こしている異物をどうにかしてあげなければ、
治らない・治りにくい・再発する、と言ったことが起こるんだ、

ということを頭の片隅において、
複数の視点からわが子の様子を見て欲しいと思っています。

 

IBDや免疫介在性溶血性貧血といった自己免疫性疾患、腸のアレルギーと言われる病気はステロイドなどの薬で症状を止めるしかないと言われ、
それでも何とかしてあげたいという飼い主さんたちのために
「それは本当に自己免疫性疾患なのですか?」
ともう一度考えてみるセミナーを開催し、ご好評をいただきました。

 

今でも須崎の考えは同じです。宣告され、悩みに悩んで、気持ちが暗くなってしまっている飼い主さんに、希望の光をお見せできるセミナーだと思っています。

 

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IBDの治療法もそうですが、人間の最新のがん・腫瘍セミナーを受講して、

これまでの診療スタンスに自信を持てた内容については、こちらをご確認ください。

 

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