「1歳で腎不全」の根本原因は?

Text by Yasuhiko Susaki & Staff C

2008.01.14

今日の記事は、当院の診療を受診された飼い主さんから、
「同じような病気でお悩みの飼い主さん、難病と診断された飼い主さんのお役に立ててください。」
というお気持ちをいただきましたので、許可を頂いた上で、みなさんにご紹介させて頂きます。

 

【1歳で腎不全と診断されて…】

 

当院の診療では、
(1)体内汚染状況を把握すること

が重要と考えております。

そこで、空港の金属探知器の様に、体内にどんな病原体、重金属、化学物質があるか?
しかも、どこにあるか?を推定します。

 

状況が把握できたら、

(2)体内デトックスをし、

(3)室内除菌をし、

それでも排除ができない場合は、
身体の血液・リンパ・気の流れを正常化する必要がある(循環障害があるから、有効成分が必要な部位に届かないと考える)ので、

(4)身体の流れを調整する(神経、ホルモン、サイトカインなどの生理活性物質)、

という流れで治療をしています。

 

 

例えば、これからご紹介するケースは、
まだ1歳にもかかわらず、腎不全と言われた猫です。

もともとは、結石症と下痢が主な症状でした。

かかりつけの先生から「腎不全です」と宣告されたときに、飼い主さんも
「まだ1歳なのに、これから一生、薬と療法食で生活させなければならないのか…」と、気が重かったそうです。

そこで、当院の電話相談を受診され、診療所にもお越し頂きました。

 

まず、一番最初に身体を探ると、
「ウイルス」「細胞内寄生体」「炎症性物質」
の存在が「推定」できました。

ストラバイトの主たる原因は、当院の診療経験によりますと、ほとんど尿路系の炎症が根本原因です。
尿のpHは、どのタイプの尿結晶・結石ができるかに影響する程度で、
炎症を抑えれば、ほとんどpHが何であろうと関係なくなります。

 

逆に、尿路系に炎症があると、酸性だろうが、アルカリ性だろうが、
結局尿結晶ができるということを、多くの飼い主さんが経験していると思います。

 

 

で、今回のケースで探ってみますと、
尿路系の炎症は、脾臓で増殖した病原体が、原因ではないかと推定できました。

そこでまずは、病原体の除去と、アレルギー反応の沈静化に必要な処置をいたしました。

特に、この「細胞内寄生体」は、空気感染するタイプだったので、室内除菌も行って頂きました。

この様に、世間では難しいと言われている「病気」でも、
根本原因を探ると意外と原因はシンプルで、
対処法も、体内汚染除去と、室内消毒を組み合わせることで、根本原因に対処することが可能です。

これで、通常は1〜3ヶ月で問題が解決することが「多い」のですが、解決できない場合はだいたい

★新たな体内汚染が重要課題となってきた

ということが考えられます。

 

 

そして、3ヶ月後…

まだ結晶があり、血液検査も芳しくないとのことで再診でいらっしゃいました。

今度は、
「カビ」「ウイルス」ウイルス」
の存在が推定できました。

前回課題となった「細胞内寄生体」はほとんど問題なくなったと推定しました。

カビは前回は無かったので、新たな対策をする必要があります。

 

また、鼻から肺に入って全身に回って、右の腎臓で増殖している可能性が示唆されました。

カビとウイルスが右の腎臓に存在することが疑われ、
かつアレルギー反応も強く疑われる(IgEの共鳴が高い)ことから、
引き続きこの病原体を排除する必要があると考えられます。

 

と、この話をしましたら、飼い主さんが
「そのカビ、思い当たります。冷蔵庫の下がぬれていて、冷蔵庫をどかしたら、そこにカビが生えていました。
そして、そのそばに、キャットフードを保存していたんですよね…」
とか…。

まずは、もう一度室内の除カビを徹底していただくこととなりました。

 

 

原因(汚染物質)がわかれば、何を使ってデトックスしたらいいかは推定できますので、
それを使って対処することで、治りにくい(と言われている)疾患にも対応させて頂いております。

飼い主さんが
「まだ1歳なのに『腎不全(原因不明の腎臓病)』と言われ、落ち込んでおりましたが、
この3ヶ月で元気になったので、それだけでもうれしいです。」
とおっしゃってくださいました。

 

 

『原因不明』とは、「担当者が打つ手を尽くした」という意味でしかなく、原因がないというわけではありません。

今までとは異なるアプローチで探れば、解決につながるアプローチが見つかるかもしれない。そう信じて、取り組んでおります。

西洋医学も、東洋医学も、同じ気持ち(治す手伝いをしたい!)で一生懸命取り組めば、お互いに協力できると信じています。

もちろん、どちらにしても「検証」が大事なんですけどね。

どちらが上とか、下とか、先とか、後とかって、無いと僕は思っています。

 

目の前の課題に対して、できることを一生懸命取り組むだけです。


※ちなみに、この内容はあくまでも生体共鳴に基づく推定記録です。
本当にやろうとしたら、各臓器・組織をすりつぶして、検査機器にかける必要があります。
でも、そんなことは実際にできないので、「検証」しながら「推定」を活用しております。念のため(笑)

 

 

飼い主さんから
「もし、希望を見いだせない方がいらっしゃったら、ぜひ、お役に立ちたい」
というお気持ちを頂きましたので、ご紹介させて頂きました。

 

まだまだ進行途中ですが、この飼い主さんのお気持ちを伝えたく、ご紹介させて頂きました。

 

 

あきらめるのはいつだってあきらめられます。
すこしでも希望があるならば、そこに賭けてみる、という選択肢もあるのです。

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