【アゴが震える犬が診療にやって来ました】

Text by Yasuhiko Susaki & Staff C

2017.03.30

アゴが震える犬が診療にやって来ました。

あちこちの動物病院に行きましたが、原因がわからない…。

過去には獣医師に「寒いんじゃない?」と言われたこともあるとか…。

そこで、原因箇所を探ると、アゴとは全く関係ない所に異常がみつかりました!

そして、その部位を刺激するとアゴが震え、落ち着かせる刺激をすると震えが止まる…。

刺激する→震える→抑制の刺激→震え止まる→刺激→震える→…を繰り返してみました。

傍から見たら、「うちの子で遊ぶな!」と思う人もいるでしょうが、飼い主さんにとっては、このことを理解していただくことがとても大事でしたので、デモンストレーションしてみました。

「初めて、アゴの震えの仕組みがわかりました!」
スッキリして飼い主さんはお帰りになりました。

あとは、飼い主さんが頑張って、問題解決をしていただく番です。

こういう話をすると「アゴの震えの原因は何ですか?」というご質問をいただくことがあります。残念ながら、大切なことはそういう事ではありません。

目に見える症状の原因は、必ずありますが、一つとは限りません。結局、一頭一頭探るしかありません。しかし、必ず原因はあります。

もちろん、「そんな原因はどうでもいいから、症状だけ消えてくれればいい!体内で原因が増えようがどうなろうが関係ない!」という解釈・判断・行動もありだと思います。

しかし、そうでない選択肢もあることを、実例を通じてお伝えしたら、多少でもお役に立つ方がいらっしゃったらいいなと思っております。

以上、「アゴの震えは寒いからではない」をお届けいたしました。

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