人の話を聞かない男と女と部下と上司…病気なのか?

Text by Yasuhiko Susaki

2017.01.17

 

■挨拶したのに…話し掛けたのに…返事が返ってこない…私、無視されている?

 

「ちょっと、私の話聞いてる?」こんなフレーズ、身の回りで展開されていませんか?

関係者全員でその人の話題になったとき、「ほんっと、あいつ、人の話聞いてないよね?」「そうだよね。」と、共有できるぐらいの「重症」と思われている方もいらっしゃいます。

 

しかし、本当に、悪意を持って皆さんを無視しているのでしょうか?

実は、そうでは無い可能性があるのです…。

 

■聞いていない…実は、悪気はないんです

 

人は、五感で外界の情報を得て、状況を把握・理解します。この中で極めて大きな役割を果たす三つの感覚が、視覚・聴覚・体感覚です。

ところが、この三つの感覚を全て均等に使うわけではなく、大半の方がどれかの感覚をメインの入力経路として使います。

 

その中に、聴覚を入力経路としてほとんど使わない方がいらっしゃいます。

入力経路として使っていないから認識しにくいのであって、聞こえているのに無視しているわけではないのです。

スズムシの音と、人の声を同等に考えていると表現したらわかりやすいでしょうか?

あなたが今、「呼吸をしていることを忘れていた」様に、気づいていないのです。

 

もちろん、意識を向けたら聞き取れるのですが、リラックスして意識が向いていないと、聞き取れないのです。

この様に、その方は「悪気無く聞いていない」可能性があるのです。

 

■では、どうしたらいい?

 

繰り返しになりますが、聴覚を主な入力経路にしていない方は、あなたと一緒にいてリラックスしているとき、話し掛けても聞いていない可能性が高いのです。

この場合、二つのとらえ方があります。

 

■受け入れる

 

一つは、「この人は私の言うことを聞いてくれていないことが多いのは仕方ない」と受け入れることです。

不可能ではないとは思いますが、たぶん、よほど努力しても「よく聞く人」に変わるのは難しいと思うのです。

 

ですから、聞いていない人に、「どうして聞いてくれないの?」と考え始めるとイライラしてきますし、それではお互いにストレスが溜まります。

解決策としては、後ろから話し掛けるのではなく、その人の目の前に現れて(視覚的に認識させた上で)、存在に気付かせてから話し掛けるなどの工夫が必要かもしれません。

 

■別れて他を探すか、別れずに他で満たす

 

もう一つは、「聞いてくれる人を探す」です。「話をしたい人」が、話を聞いてもらえないことは、魚が水を奪われるのと一緒で、かなりのストレスです。

これには、相手を変えるか、相手はそのままで「会話欲求」を他の人で満たすかの二つが考えられます。

 

つまり、付き合っている人と別れて他の来てくれる人に乗り換えるか、付き合っている人は変えずに、会話を楽しめる友達で会話欲求を満たして帰宅するなど、ストレスが溜まらない様な生活をするという事です。

 

■相手は自分とは違うものの見方をしているかも…

 

過去と他人は変えられないと申します。

「なんか話を聞いてもらえないなぁ…」と思う相手に遭遇したとき、「ひょっとしたらこの人は、聴覚を入力経路として重視していない人かもしれない…」と解釈する必要性が出てくることがあるかもしれません。

 

「みんな違ってみんな良い」という言葉がありますが、そのベースには、自分とは全く違う世界観があることを事前に知っておくことが大事なのです。

そうすることで、相手を受け入れられるし、本当の意味での相互理解が出来るんですね。ぜひ、相手を理解しようと心掛けてみてください。

そして、この他者理解ができると、これから出逢う方々が自分の見識を拡げる先生に変わってくるのです。

 

■マメじゃない、気が利かない、イラッとする…

 

このことがわかると今度は、「なんで私はまめに連絡するのに、あの人はまめに返してくれないの?」(問題)「LINEで既読スルーってどういうこと?」(問題)が、スッキリと解決すると思います。

 

 

 

ところで、人生は問題解決の連続です。

問題解決力を高める秘訣の一つは、集中力を高めることです。

その集中力を高める秘訣の一つは、集中の邪魔を一つ一つ減らしていくことです。

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