大学受験を目指していた浪人生の家庭教師をしていた頃の話。

Text by Yasuhiko Susaki

2016.02.10

家庭教師をしていた頃の話

数年前の7月のことです。家庭教師を依頼されました。大学受験を目指していた浪人生だったのですが、初日に、
「勉強もしたいけれど、気分転換も大事じゃないですかぁ?(要するに遊びたい)ですから、思いで作りをしつつ、大学にも合格したいわけです!」
なんてことを言ってきました(笑)。

通常の私の感覚だと、「世の中なめんな!」
という対応になるのですが、機嫌がよかったのか、そのまま受け入れることにしました(珍)。

もちろん、それは理由あってのことです。
その理由とは…

わからないこの気持ちをわかりたい

そんなことをボクに言ってくる様な学生の感覚を知りたい!ということでした。

僕の周りには、「欲しがりません、勝つまでは!」という方がほとんどなので、こういう考え方を改めて知りたくても、知りようが無かったのです。
とても良い機械に恵まれたと思っております。

勉強をしたくないわけではない!

あれっ!!ただのワガママではなく、出来なかったときの予防線を張ってるだけじゃん!ということがわかり、
なーんだ…
ということになりました。

集中して勉強したことがない子供

数そして、勉強の仕方を拝見していると、
これまで集中して勉強に取り組んだことがないと思われる状況だったので、部屋の環境設定から何から口を出して、自分の部屋で集中できる様な環境を強引に整えました。

そうしたら…
予備校の成績が上がりだしたのです!!
これには、お母さんもビックリ!「今年も浪人するのかと思って、諦めておりましたが…」

何をしたかというと…

勉強したことない子に必要だったこと

最初に設定した目標を毎回確認させた
「この章で何を学ぶか?」を自覚させた
雑念対策を教えた

これだけです。

実は、知識的なことは教えておりません。自発的に勉強したくなる様なセットアップをしたのです。
そして、結果的に希望した大学に合格しました。僕は、勉強の仕方を教えただけで、知識はほとんど教えていません。

勉強がわからないのは知識が無いから?

そんな家庭教師を、その後も結構やっていたのですが、それでわかったことは、
勉強がわからないのは、知識が無いことはもちろんだが、勉強の仕方がわからないから勉強が身に付かない、ということが大きな原因だ」ということでした。

それから、しばらく「勉強の仕方の家庭教師」なんていうことをやって、資格試験を目指しているけれど、仕事との両立に苦しんでいる方や、部活やりながら大学受験をサラリとこなしたいという方々のお手伝いをしておりました。

諦めの早い子を諦め悪くさせる

諦めの早い子はなんで早いかというと、「やってもやらなくてもどうでも良い状態」だからです。そこで、「勉強するとどういうメリットが自分にあるのか?」を毎回、言い聞かせていただきました。
そうしたら、俄然やる気が出てきて、ちょっとやそっとでは諦めなくなったのです。

「この章で何を学ぶか?」はとても大事

単に「数学の公式を暗記せよ!」と言っても面白くはなく、頭には残りません。
それよりも、「この式がこの世に無かったら、君の大好きな車を作れないんだよ!」とか、「この式がこの世に無かったら、君の好きな電車は走れないんだよ!」という話をすると、「なんで?」という好奇心が出てきます。

「それはね…。」
と入り口を話すと、あとは、勝手に教科書を読み始め、問題集を読み始め、最終的に問題を解ける様になるんですね。

勉強は、とっかかりが大事

勉強はどんなに優しく入っても、最終的には難しいものです。でも、とっかかりがつかめたら、何とかやれるんですね。
しかも、自発的に…。

ですから、もしあなたの周りに「勉強がはかどらない…」という方がいらっしゃったら、勉強の仕方、特に、
最初に設定した目標を毎回確認させた
「この章で何を学ぶか?」を自覚させた
を徹底させてみてください。

そうすることで、自発的に取り組み出す子が増えてきます。
特に、「お子さんが勉強しない…」と、お困りの親御さんは、ぜひ、気をつけてみてください。

ところで、同時に教えた雑念対策ですが、このスキルは今も大人や学生にお教えしておりますが、大変好評です。
雑念対策を学ぶと、一生、雑念に振り回されないし、例え囚われても、手の切り方を知っていれば、特に問題ないはずです。
雑念が気になってしまって、勉強や仕事に集中できないとお悩みの方は、ぜひ、一生使える雑念対策スキルを習慣化してみてください。

今日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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