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演劇賞を総なめにした伝説の舞台、待望の映画化。高度経済成長期の片隅で描かれる、小さな家族の、大きな歴史の物語『焼肉ドラゴン』は6/22(金)より全国ロードショー

Editing by Design Studio Paperweight INC

2018.07.11

紀伊國屋演劇賞・個人賞、朝日舞台芸術賞・グランプリ、読売演劇賞・大賞、最優秀作品賞…
演劇界を代表する劇作家・鄭義信が、演劇賞を総なめにした自身の舞台を映画化!

2008年、日本の新国立劇場と韓国の芸術の殿堂(ソウル・アート・センター)のコラボレーションで製作され(11年・16年再演)演劇賞を総なめにした伝説の舞台「焼肉ドラゴン」は、朝日舞台芸術賞グランプリ、読売演劇大賞の大賞および最優秀作品賞など数々の演劇賞を受賞。大きな感動に包まれ、全国のファンを魅了した。そんな演劇界の金字塔である傑作舞台を、映画化に向けて地震の手で脚本を執筆、初監督を務める。映画界では『月はどっちに出ている』で第67回キネマ旬報ベストテン脚本賞、『愛を乞うひと』で日本アカデミー最優秀脚本賞・第72回キネマ旬報ベストテン脚本賞、『血と骨』で第78回キネマ旬報ベストテン脚本賞を受賞。演劇界では、「たとえば野に咲く花のように」、「パーマ屋スミレ」など多くの舞台を手掛け、毎年勢力的に作品を創り出している一流の脚本家であり演出家が、生涯胸に留めておきたいと絶賛された名シーン、名台詞の数々を映像の世界でいかに描くのか——。記念すべき第一作目に注目が集まる。

真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、そして韓国の映画界を代表するキム・サンホ、イ・ジョンウンら、多くの実力派俳優たちが、強い絆で結ばれた小さな焼肉「焼肉ドラゴン」に集結。

個性豊かな登場人物たちが、感情がむき出しに生身でふつかりあうそのエネルギッシュな掛け合いからも目が離せない。幼年期のある事故で右足が不自由になった長女の静花役に真木よう子、感情的で思ったことは何でも口にしてしまう次女・梨花役に井上真央、歌手うぃ夢見る自由奔放な三女・桜庭みなみと美人三姉妹が揃った。そして静花への思いを秘めたまま梨花と結婚しなかなか定職につかない、すこしお調子者の男・哲男に大泉洋が扮している。さらにキム・サンホ、イ・ジョンウンら韓国の名優が娘や息子、そして店に集う騒々しい客たちを、いつも温かなまなざしで優しく包み込んでいる。

 

STORY
1969年、関西の地方都市、伊丹空港のそばの集落。
夫婦が罵り合う声、茶碗が割れる音、子どもたちの歓声…様々な音であふれた狭い路地の一角にある小さな焼肉店は、亭主である龍吉(キム・サンホ)という名前から「焼肉ドラゴン」と呼ばれている。家族は、龍吉と妻の英順(イ・ジョンウン)、長女の静花(真木よう子)、次女の梨花(井上真央)、三女の美花(桜庭みなみ)、末っ子の時生(大江晋平)の6人暮らし。龍吉は戦争で左腕を失ったが、毎日懸命に働き、家族を支えている。
ある日、梨花と幼馴染の哲男(大泉洋)が宴の準備をしていると、市役所に婚姻届を出しに行った二人が帰ってきた。幸せの絶頂にあるはずだがなにやら様子がおかしい。梨花によると、職員に馬鹿にされたと感じた哲男が、婚姻届を破ってしまったという。そんな無鉄砲な哲男に怒りを隠せず騒ぎ立てる英順と、「明日もういっぺん市役所、行ったらえぇ。」と冷静な龍吉。静花は拗ねてしまった梨花を哲男と仲直りをさせ、常連客たちは美花の歌にチャングやアコーディオンを奏で、賑やかな宴が始まった。些細なことで泣いたり笑ったり…。
夕暮れ時、仕事がひと段落着いた龍吉は時生に誘われ、向かいの家の屋根に上がり、桜吹雪が舞う春の心地よさを感じながら、時生にそっと語りかける。
「たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」。
屋根の下の店先では、酔っぱらった哲男たちが店の外まで出てきてどんちゃん騒ぎ。今日もいつもと変わらない一日が終わろうとしていた—。
しかし、時代は高度経済成長に浮かれ、急速に変化を遂げる中、「焼肉ドラゴン」にも次第に時代の波が押し寄せて来るのだった。

2018年6月22日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか、全国ロードショー!!

『焼肉ドラゴン』(配給=ファントム・フィルム/KADOKAWA)

原作・脚本・監督:鄭義信
出演:真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、根岸季依、イ・ジョンウン、キム・サンホ
2017年度作品/アメリカ映画/シネマスコープ/カラー/5.1ch/上映時間113分

 

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