
北新地のそばの五感が刺激されるイタリア料理店
大阪に出張に来て、北新地に繰り出す前に腹ごしらえ…と、北新地から御堂筋を東へ渡ったアメリカ領事館の北隣り「美味しい食事とワイン」のイタリア料理店、ヴィネリア・リンコントロ(vineria lincontro)さんに参上いたしました!
ヴィネリア・リンコントロ(vineria lincontro)ってどういう意味?

お店の名前は「ヴィネリア・リンコントロ(vineria lincontro)」…私は母国語以外はパッと覚えられないタイプなので、それぞれの単語の意味は、
●ヴィネリア = ワインを楽しむ空間
●リンコントロ = 出逢い
なのだそうです。
「美味しい料理やワイン、素敵な時間との出逢いを…。(サイトより)」
こうかかれると、「少なくともハズレはなさそうだ」と期待できます!
五感が刺激されるイタリア料理!
そして、サイトにはこうも記されております。
「独自の感性でアーティスティックに仕上げる岩永シェフの芯のあるイタリア料理はひと味違います。伝統と革新の美しいバランスをお楽しみください。」
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伝統と革新!
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「そもそもイタリア料理の伝統がわからない僕が行っても大丈夫なのか?」とちょっと心配になりますが、ここは
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迷わず行けよ!行けば解るさ!
清沢哲夫(のちの暁烏哲夫)氏の詩「道」より「同帰」第335号(昭和26年10月1日発行)
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の言葉に支えられて入店!
伝家の宝刀!「ヴィネリア・リンコントロのおまかせメニュー」
普段、和食店に行くことが多いので、「これがイタリア料理屋だ!」なのかどうかまではわからないのですが、ヴィネリア・リンコントロさんの店内はとても居心地がいい雰囲気で、
●合コン
●女子会
●男同士のお疲れ様会
など、何にでも使えそうな、雰囲気のいいお店で、サイトに記載されてある、
「レストラン使いでもワインバー使いでも心地よいお店です。」
という標記に偽り無しでした。
そんなわけで、メニューを拝見しても、どれもおいしそうかつ、何を頼んだらいいのかわからなかったので、ここは伝家の宝刀!「ヴィネリア・リンコントロのおまかせメニュー」でいただきました!
本日のアミューズ
●沖縄産アオサのりのクロカンテ

クロカンテ(croccante)とは、「カリカリに焼いた」という意味で、おろしたパルメザンチーズに沖縄産アオサのりをブレンドして薄く焼いた、いわばおせんべいのようなものです。
磯の香りとチーズとサクサク感を楽しめる、まさにアミューズ(お楽しみ)!期待が膨らみます♪
本日のアンティパスト
●釧路産桜マスのマリネとホワイトアスパラガスのあさりのソース ディル風味

桜マスは、日本海の春の食材で、漁獲量が少なく、高価なため、一般にはあまりで回らないそうです。
ディル(dill)は魚との相性のよいハーブとして知られていて、健胃・健腸・消化促進・鎮静作用のある生薬でもあります。
写真の通り、盛り付けもおしゃれで、視覚的、嗅覚的、食感的、味覚的に刺激される一品で、食べるのがもったいなくなります。
●海老のジェラートとオレンジカリフラワー、金柑のクロスティーニ

クロスティーニ(crostini)とは、カナッペのクラッカーがトーストになったバージョンです。
もう、海老、カリフラワー、金柑なんて、どうやったらこの組み合わせを思いつくのかわかりませんが、フワっとサクっとが同時に堪能できる、たまらない一品です。
個人的にはこれだけをあと三つぐらい食べたい感じです。
本日のパスタ
●和牛ミンチ肉のボローニャ風と菜の花のミートソース 、タヤリン

タヤリン(tajarin)とは、イタリアはピエモンテ地方の方言で「タリオリーニ」のことだそうで、ただ一般的なタリオリーニよりも細いのにコシが強く、卵の使用量も多いのが特徴だそうです。私の好みのパスタでした。
味と食感がしっかりしたミートソースで、和牛と菜の花のハーモニーが春を感じさせる一品でした。「ミートソースなんて、給食から食べ慣れてるぜ!」とは思うものの、これと同じものを自分では作れない、「似ていて非なるものシリーズ」の一品でした。
「これだけを大盛りで食べたい!」と思うのは私だけではないはずです。
メイン・ディッシュ
●フランス産 仔鳩むね肉のアッローストともも肉のコンフィ 熟成黒にんにくとビーツを添えて

アッロースト(arrosto)は、英語のロースト(roast)と同じで、肉をかたまりのままオーブンで焼くシンプルな料理のことです。
コンフィ(confit)はフランス料理の調理法で、鳩肉に塩をすり込み、低温の油脂でじっくり煮た料理だそうです。肉を低温の油で煮ると、柔らかくジューシーに仕上がるので、骨付きのお肉はおいしくて食べやすいんですよね。
ビーツはビート(甜菜)の複数形か?と思ったら、同じ種類の根菜で、テーブルビートのことをビーツというそうです。赤さが特徴です。
人生初の鳩肉!お味は…臭みがなくて、普通に濃厚な鶏肉です!肉が柔らかく、骨から簡単に外れるので食べやすかったです。いろいろな食感も楽しめて、貴重な経験をさせていただきました。
ドルチェ
●チョコレートのムースとイチゴ、キャラメルのジェラート添え

最後のデザートも、普段、チョコレートって甘すぎて、あまり食べないのですが、甘さ絶妙のチョコレートムースは、適量でした。
どの角度で写真を撮ろうかと悩んでいたら、ジェラートが溶けてきたという…。
こんな感じで、全ての料理に工夫が施されていて、食べるまでどんな味か想像がつかないわくわく感があるのと、盛り付けもおしゃれな「ヴィネリア・リンコントロ」さんでした。
オシャレで居心地の良い空間
冒頭でもご紹介しましたが、ヴィネリア・リンコントロさんは
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美味しい料理やワイン、 素敵な時間との出逢いを…。
レストラン使いでもワインバー使いでも心地よいお店です。
独自の感性でアーティスティックに仕上げる岩永シェフの芯のあるイタリア料理はひと味違います。
伝統と革新の美しいバランスをお楽しみください。
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本当にこの通りでした。
「少なくともハズレはなさそうだ」
なんて生意気なことを書きましたが、大変失礼な発言でございました。
個人的には「大当たりのお店!」でした!
「目と鼻と食感と舌に美味しい料理でゆっくりと会話を楽しみたいとき」に利用したいお店です。
女子会はもちろん、男同士でも、十分楽しめるお店で、五感を刺激される食事を堪能しながら話をすると、居酒屋とはまた違ったアイデアが出てくるのではないでしょうか?
須崎がイタリア料理店にあまり行かない理由
私は普段、どうしても和食屋さんが中心になってしまうので、イタリア料理店に普段あまり行く機会がありませんでした。
うちのスタッフからも「先生がイタリア料理店に行くイメージは全く無いですね」と言われるぐらいです。
そんな経験値の低さから、イタリア料理に使われる単語に馴染みもなく、「そういわれても、どんなものでしょうか?」ということになりがちです(私の場合ですけどね)。
これが抵抗感を生み、ますますイタリア料理店に出向かなくなる理由になっていました。
今回で、ほんの少し単語の抵抗感が薄れたので、「和食もいいけどイタリアンもねっ♪」という感じで、イタリア料理店に行く機会を増やしてみようかなと思いました。
とはいっても、しばらくは単語帳が必要な感じがしますが…(笑)。
こんな方におすすめ!
そんなわけで、ヴィネリア・リンコントロさんはこんな方におすすめ!
●デート
●女子会
●合コン
●2−3人の男子会(?)
●少人数の二次会
場所も、北新地の御堂筋口から御堂筋を東へ渡ったアメリカ領事館の北隣りなので、記憶に残しておきたいお店です。
ヴィネリア・リンコントロ(vineria lincontro)さんのサイトはこちら!
↓↓↓
http://www.vinerialincontro.com/index.html
また五感を刺激されに伺いたいと思います!
SHOP DATA
ヴィネリア・リンコントロ(vineria lincontro)