
━【読者からのご質問】━
春から周りをまとめなきゃいけない立場になりました。でも私は少しメンタルが弱く、どちらかというと根は消極的です。
まとめる時も相手の事を気にしすぎてしまいます。激しい意見も発言できず、なかなか伝えられず、毎日とても気疲れをします。振り切る気持ちがあれば、考えなくて楽なんだろうと思います。
唯一、周囲を考えすぎない時は、お酒を少しのんだ時だけです。少しお酒があると、気にならなくなります。でも、お仕事にそれはいけません。振り切る気持ちを持って、メンタルを強くするには、何をどうすればいいのでしょうか。
30代 女性 会社員 愛知県 横井ももこ様
須崎からのアドバイス
新しい視点の提案!
横井さま、ご質問をありがとうございます。そして、毎朝「1分間集中力メルマガ」をお読みくださり、重ねてありがとうございます!
さて、いただいたご質問ですが、
●思考・決断の判断基準が自分ではなく他人にある
●傷付きたくない
と捉えて、アドバイスさせていただきますね。
仕事の目的は組織の目標達成にあり
仕事の目的は、組織の目標達成にあります。
ですから、横井さまが「部下に好かれるかどうか?」はひとまず脇に置いておいて、「組織の目標達成に個々でどうしたらいいのか?」を中心に考える事が重要です。
そのために、みんなが手分けして、目標必達で頑張ろう!という雰囲気を作ることが大事ですし、横井さまもその様に考えるようにしていただきたいのです。
と申し上げると、「性格変えないといけないですよね…?」というご質問を頂きます。
性格を変える必要はない
こういう場合、性格を変える必要はありません。考え方か行動か環境、もしくは全てを変えればいいのです。
考え方を変える
今までの「伝える相手に気を遣って伝達できない…」という考え方と行動を、「組織の目標達成のために、必要事項を伝達して、目標達成したらみんなで喜ぼう!」に変えます。
あくまでも、横井さまは「立場上」、「部下に必要なことを伝達する役割」を担っているだけで、人間性はここには関係ありません。
芸能人でも「すべり芸」という、話す事なすこと全部すべる(ウケない)という芸がありますが、それは「そういうポジション」を担っているだけで、その芸人さんが面白くないというわけではありません。
あくまでも役になり切るで、必要な役割を果たせばいいのです。
行動(伝え方)を変える
部下に伝達する際に、必ずしも「命令口調で伝達しなければならない」わけではありません。
スタートレックの第二作 "Next Generation" のピカード艦長は、「こうしたいのだが君はどう思う?」と関係者の意見を聞いてから「ではこうしよう」と指示します。
もちろん、最初の提案通りではなく、部下の意見を聞いて臨機応変かつ柔軟に指示が変わる事があります。
僕はそのスタイルが好きです。
ですから、横井さまも、「こうしてみたいのだけれど、あなたはどう思うかしら?」「そうね、じゃぁ、こうしましょう。」「それも一理あるわね、でもやっぱりこうしましょう。」という手順で指示を出してはいかがでしょうか?
では、環境を変えるというのはどうしたらいいのでしょうか?
環境を変える
私の女性の友人達はメイクがビシッと決まったり、ピンヒールを履くと気持ちが引き締まるとよく言ってます。
それと同じ様に、人によっては、「特定の場所(状況)だと自己主張できない」ことがあります。
その場合は、「指示を出す場所」を変えることで「役になり切る」ことが出来る場合があります。
振り返ってみて、「この場所なら上手く役を演じられる!」という場所を思い出してみて下さい。
さて、横井さまの状況を正確に把握しているわけではないので、以下に「考え方・行動・環境」別にそれぞれ過去にアドバイスしたことを思い出して書いてみますね。沢山あって、長くなりますが、何か一つでも参考になれば幸いです。
明確な目標を持つ(考え方)
これは、行動の所にも関係してきますが、上司たる者、一貫性が重要です。
そのときに、明確な目標を掲げることは極めて重要です。
目標を明確にすることで、何を優先順位上位にするかが決まるからです。
例えば、部下の機嫌が大事なのか、会社の目標が重要なのか?
当然、会社の目標の方が重要ですから、部下がやらなくて済む方向ではなく、どうやったら部下がやりたくなるかを考える事が重要です。
考えた不安はまだ起きていないと考える(考え方)
以前お話しした引き寄せの法則の所でもお話ししましたが、人は本気で考えた通りにことが進んでいきます。
「こんなことになったらどうしよう…」と考えると、脳が身体にその様な結果を生むのに役立つ指令を出して、その様になります。
ですから、「望まない結果にならないように…」ではなく、「望む結果に繋がるために、次は何をしたらいいのだろうか?」と解決思考で考える習慣を身につけてみるのもいいですよね。
思ってはいけない言葉(考え方)
上の話にも通じますが、
「どうせ私なんか…」
「だめかもしれない…やっぱり…。」
という様な考え方は、基本的にオススメしません。
何事も、実体の伴わないプラス思考より、解決思考で行きましょう。
八方美人を辞める(考え方)
人間関係は2:2:6だとうちの父親が家庭教育で教えてくれました。
居心地がいい関係を築ける最初の2割と、
お歳暮を贈ってもクレームを言われる真ん中の2割と、
私が生きていようと死んでいようとどうでもいい6割の人間で構成される。
最初の二割を探して大切にし、真ん中の二割に出くわしたら関わらず、最後の六割の方には嫌われないようにすることが重要だと。
人間関係で悩むのは、最初の二割では悩まず、真ん中の二割の人とどうにかしようとすると悩みます。
真ん中の二割の人と仲良く意思の疎通ができる様になる努力をするなら、最初の二割との親交を深めるか、最後の六割ともう少し仲良くする方が、建設的です。
では、真ん中の二割の人とはどの様に接したら良いのでしょうか?私は、事務的な対応をすることに専念してきました。
必要以上に深入りする必要はないと思います。
配慮はしても遠慮はしない(考え方)
人間得手不得手がございます。
中には「貧乏くじ引かされた…」という印象になる部下もいるかもしれません。
しかし、あまりにも適性の無い仕事を長くさせるのは大変ですが、その人の成長を願ってのことでしたら、遠慮はしないで指示を出すことも上司の役目だと思います。
分の考えを持つ方法(考え方)
自分の考えを持つことが苦手という方が少なくありませんが、それを克服する方法は「なぜ?」
と自問自答することです。
そうすることで、自分の中に選択したことの根拠がでてくるので、自信を持って指示を出せるはずです。
他人の評価を恐れない(考え方)
自分のこともよくわからないのに、他人のことをよくけなす人がいます。
そんな人は、相手にするだけムダですから、一応正当性があるかどうかを確認するために飲み込んでみて、理にかなっていない、取るに足らない言いがかりだったら、そんな発言は気にしないことが重要です。
そんなことに囚われて立ち止まるより、組織のために結果を出しましょう!
他人は闘う相手ではなく協力する仲間(考え方)
「みんな、私のことを助けたがっている!」と勘違いすることは重要です。
先ほどの2:2:6の話で行けば、10人いたら、二人はあなたを助けたがっているし、六人はどちらでもいいし、二人だけあなたに非協力的…
だとしたら、八人を仲間にして、目標達成のために力を合わせましょう!
「私は弱い…」という思い込みを捨てる(考え方)
あなたは弱くはありません。
途中で諦めたりやめてきただけです。
最後までやり切るクセを付けましょう!
「だめかも…」「難しい…」と考えるのではなく、「どうやったら出来るだろうか?」と考えて行動に繋げるクセを付けましょう!
自分は自分、他人は他人(考え方)
小さい頃、親に言われたことは結構大事です。
自分は自分、他人は他人!
100%同じ考えなどということはありません。
だからこそ、食い違いを恐れずに、みんなをまとめて下さい。
孤立を恐れない(考え方)
孤立を恐れる人の中心は自分にあります。
目標のために生きる人は孤立を恐れません。
人格を否定されたわけではなく、方針に対して賛同を得られなかっただけですから、話し合ってすりあわせたいところですね。
自分で責任を取る(考え方)
「いざとなったら、自分が責任を取ります!」
そういう上司に部下はついてきます。
「何かあったら、私がなんとかするから!」
そう言ってあげる頼もしさを演出してあげてください。
自分で責任を取る(考え方)
以上が、考え方を変える項目のポイントでしたが、考え方は行動に影響するので、行動を変えることも大事ですが、考え方を変えることも大切です。
もし、「どうしても考え方を変えられない…」ということでしたら、私がお伝えしているシルバメソッドの「メンタルハウスクリーニング」をマスターして、自分の考え方や思い込み、を自分の意志で自由自在に変えることもオススメです。
もしよろしければ、ご参照ください
↓↓↓
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【シルバメソッド基礎コースとは】
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心を強くする考え方は以上です。
次は、心を強くする行動です!
ぐちゃぐちゃ言い訳をやめる(行動)
言い訳はみっともないです!
そんなことをするより、「ゴメンなさい!」と謝った方がカッコイイです。
完璧な人はいません。
ですから、ミスはします。
だからこそ、挽回する姿勢が大切なのです。
自信がわき出る姿勢(行動)
背筋をピンと伸ばすと、自信が出てきます。
背中を丸めていると、自信は出てきません。
頼れる上司として、背筋をピンと伸ばして対応したいものです。
自信がわき出る身なり(行動)
「時計一つで自信がわいてくる!」
という方もいらっしゃいます。
どうしても自信が持てない…という場合、何か小物・服装一つで自信が持てるならば、それを活用することもありだと思います。
自信がわき出る言葉遣い(行動)
誤解を恐れず「言い切ってみる!」のは、とても大切です。
「いろんな考えがあると思いますが、私はこう考えます!」
こんな感じで、柔軟性も表現しつつ、力強い意思表明もしてくださいね。
おどおどして、ご機嫌伺いするのではなく!
話す順番(行動)
結論から話してみましょう!
その次に、理由を述べましょう!
「こうです!なぜなら…」
このフォーマットで話す習慣を付けましょう!
ものすごく分かり易くなります!
理想の人を演じてみる(行動)
自分を意識すると、なかなか理想の状態になりきれないのならば、「理想の人を演じてみる」のも一つの手です。
俳優さんの様に、その人になりきって会社生活を送れば、ストレスも少ないのではないでしょうか?
だって、あなたではないのですから!
最後までやり切ってみる(行動)
何でもそうですが、最後までやり切ることが自信を持たせる第一歩です。
「私はできるまでやる!一度始めたことは何があっても途中でやめない!私はそういう人間だと自分を信じている!」
そういう自己認識が、あなたの言動に力を与えてくれるはずです!
ぜひ、普段から「最後までやり遂げる!」を習慣にしてみて下さい。
自分のポリシー(行動規範)をもつ(行動)
先ほどの、「私はできるまでやる!一度始めたことは何があっても途中でやめない!」などの行動規範を持つことはとても重要です。
===
会社の目標を達成するために、自分の部下と共に「目標必達!」の精神で時間の許す限り目標に近づくための努力をする!そして、最後まで諦めない!結果は委ねる!
===
そんな行動規範で常に行動していたら、部下はきっと付いてきてくれるはずです。
言動に一貫性を持たせる(行動)
言動の一貫性はとても重要です。口で言っても、行動が伴わないと、周りは距離を置き始めます。
===
言葉に行動を合わせる…。
===
そんな生き方が私達を成長させてくれます!
自分の非は認める(行動)
完璧な人はいません。私も含めてミスをします。
ただ、隠したり、ウソをついたり、開き直ったりせず、挽回のために生じた問題を解決し、最終的に目標達成すれば、全ては途中経過です!
途中経過に一喜一憂せず、がんばりましょう!
仲間と仲良くなる(環境)
何でも言いやすい仲になっておくために、仲間や部下と仲良くなっておくことは一つの方法です。
===
水曜日には一緒にお茶を飲みながら語り合う
===
など、何でも結構ですから、仲良くなっておいて、
「●●さん、お願いっ!よろしくねっ♪」
みたいに気軽に頼める関係を普段から作っておきたいものです。
生活環境を変える(環境)
いっそのこと、引っ越すということも手です。
もちろん、同じ様な理由で転職も…。
何でも結構ですから、環境を変えることで気分一新できるものです。
一つの選択肢として、ご検討下さい。
以上、大変長くなりましたが、横井さまの人生がより輝くことを来しつつ、アドバイスを終わらせていただきますが、必要な情報は盛り込まれておりましたでしょうか?
このアドバイスが何らかのヒントやきっかけとなり、あなたさまにとってより充実・納得できる人生になることを願っております!
共に頑張りましょう!応援しております。頑張ってください♪
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