須崎恭彦の相談室

今まで何となく生きてきたが、このままではいけないと急に不安になり、かといって何から手を付けたらいいのかわからない方へ

2016.05.10

今回は、メルマガ読者からいただいたご質問「ふわーっと生きてきましたが、突然このままではいけないと不安になり、やはり目標や夢を見つけたいです…」に「須崎ならどうする?」でお答えしたいと思います。


私はいたって普通のOLです。なんとなく言われた仕事をこなし、時間がくれば帰り、毎日ふわーと過ごしてきました。怒られても悔しいなどと思ったことはなく、向上心もありません。
そんな日々の中、もしかしてこのまま歳をとって生涯が終わるのでは?と、なんとなく生きてきた人生に不安を覚えました。ですが、今更生き方を変えるにしても、どう変えたらいいか、何からかえるのか、どうなりたいのか、全く検討もつきません。でも、とりあえず、ふわーっとこのまま人生が終わるのも嫌なのです。どうしたらいいでしょうか。
目標や夢をみつけたいです。

高知県 城田優香さま(仮名)


城田さん、この度はご質問をいただき、ありがとうございました。同じ様なご質問をこれまでも沢山いただいてきました。私はどちらかというと、「目標を定めてそこに向かってまっしぐら」というタイプです。城田さんの表現をお借りすれば、「ふわーっと生きてきた相談者」に「いきなりそこまでなれる自信はないが、その途中まではなりたい」とよく言われます。
では、今までの相談経験から、どんなことがポイントとなったか、お伝えしていきましょう。

須崎からのアドバイス

お手本となる人を決めて、全て真似てみる

人は自分の経験にないものは想像できない

まず、これはスゴク大事な大前提なのですが、「地球から月の裏側は見えない」様に、人はだれも、自分の経験にないものは想像できません。想像できないどころか、その存在にすら気付きません。

ですから、「ふわーっと生きてきた方」が「夢や目標に向かって生きていく人」が何を考え、どんな行動をしているかを想像することは難しく、「どうしたらいいのか?」と考えても、想像つかないのが普通です。この様に、今までの生活習慣と正反対のことは想像がつかなくて当たり前なので、落ち込む必要はないのです。
ところで、もう一つ、重要なハードルがあります。

人は習慣の生き物である

これもスゴク大事な大前提なのですが、「人間は習慣の生き物」です。ですから、新しい目標を見つけて、行動したとしても、三日坊主というか、「やっぱり元のままでも良いかな…」と思いはじめて、途中で諦めがちだということです。
これも、普通のことなので、三日坊主になったからといって、落ち込んだりする必要もありません。

と、「できなくっても仕方ないよ」「落ち込むなよ、そんなもんだよ」とばかりお伝えしても仕方ないので、その前提を踏まえてどうしたらいいかをアドバイスさせていただきますね。

本気かどうか?

スターウォーズに登場するヨーダ(銀河史上最も有名かつ強力なジェダイ・マスターのひとり)はこう申しております。
===
No. Try not. Do or do not. There is no try.
違う、試してみるではだめじゃ。やるか、さもなければやらないかじゃ。「試してみる」などいらぬ。(中途半端な決断をしてはいけない)
===

どうせやるなら、徹底的にやる!できるまでやる!と決断して、最後まで行動すると決めることが大事です。そして、「やってみた結果」として「やっぱり目標に向かって邁進する生活は居心地悪いな…」と感じるかもしれません。そうしたら、勇気ある撤退をすればいいだけの話です。でも、実際やってみて出す結論と、やってもいないのに出す結論は違いますからね。

今までの生活パターンとはまるで異なりますから、戸惑うことも多いでしょうが、それは何事も新しいことに馴染むまでは時間がかかるのは仕方ないことなので、それはそれで「そういうもんだ」と受け入れましょう!ということで、「できるまでやる!」と決めるとしましょう

次に大事なのは、どんな風にしたらいいかです…。

理想のモデルを見つけて真似る

先ほど、自分が経験したことのないことは想像できないと申し上げました。これが、「失敗するのを見られたくないから、ヒッソリと自力で変化を遂げよう」とする方が途中で挫折する大きな原因のひとつの様です。
やったことない事を想像することはできないわけですが、「実際にやりこなしている人を真似る」ことならハードルは下がるでしょう。「あんな風になりたいな」「あんな風な生き方をしたいな」という方を一人でも二人でも見つけて、その方をモデル(お手本)として真似てみましょう

と申し上げると、「途中で、これは違うかな…」って思ったらどうしたらいいですかと大抵聞かれます。その時の答えはいつもこうです。

途中でモデルを変えてもいい

もちろん、「これは違うかな?」と感じたら、チェンジしても構いません。なにせやったことがないことですから、途中で違ったと思った時に「ここで変えたらまた元に戻るかも…」と不安になる方が多いみたいですが、そんなのは変えたって構いません。

大切なことは、自分の今までの習慣からは想像できない「考え方」「行動習慣」を知ることです。その最終目的のためなら、誰をモデルにするかは「この洋服いいかなと思ったけれど、試着したら合わなかったから、別なのにしてみます。」という感じでよろしいかと思います。

そして、これかなと仮決めしたら(いつでも変えられる)、つぎは「真似る」ステップですが、ここも注意すべきポイントがあります。それは…

一挙手一投足を徹頭徹尾真似てみる

物事を習得するときに重要なことは、「今までの自分の積み重ねの上に追加していく学び方」と「今まで経験したことのないことの学び方」とを区別することです。
今回は後者なので、後者の場合は「今までの自分の価値感を反映させず、モデルの一挙手一投足を徹頭徹尾真似る」ことです。自分に合うか合わないかは、全部マスターしてから考えることです。
そもそも、自分が経験したことのないことをこれから取り入れようとしているわけですから、今までの自分のライフスタイルに合うわけが無いのです。でも、合わないからといって途中で止めるのと、ある程度までやって「私には他の道がある」となるのとでは、まるで異なります。

日本古来の「道」を極めようとするときの上達の極意に「守破離」というものがあります。
守:型を守る(ひたすら教えを守り、学ぶ
破:型を破る(教えの型から抜け出し、真意を会得する
離:型から離れる(型に囚われることなく、自在の境地に至る

です。

この最初の「守」の段階で「自分に合うか合わないか」を判定基準に入れてしまうと、新しいことを身につけることが難しいことになります。ですから、まずはモデルの人の考え方や行動パターンをそのまま真似て、「最近、あの人に似てきたね」と言われるぐらいにまでなることを目標にしましょう

でも、「いったん取り組んでみたものの、なかなか変わらない…」と落ち込むこともあるものです。
そんな時は、次のことを思い出しましょう。

ヒトは急には変わらない

先にも申し上げましたが、人は習慣の生き物です。ですから、よほどの決意がない限り急に変わるのは難しいものです。
その辺を踏まえて、「居心地悪さや不快感が気にならなくなるレベルまで慣れるまでは、自分に合う合わないの判断は差し控える」と決めることです。
諦めるのはいつでも諦められます。中途半端なところで止めたら、ヨーダ先生に怒られます(笑)。
ですから、「身に付くまでは仕方ない」と全て受け入れることが立ち直りを早くしてくれます。

「やっぱり…、いっか…」と諦めたくなる瞬間が勝負!

今までの人生の延長線上とは違うことにチャレンジしようとしている人達の傍でアドバイスをしながらサポートするときにいつも感じるのが、「出来事に対する解釈・反応が違う…」です。
それはお互い様なのですが、デキる人はデキる様に解釈・反応し、できない人はできない様な解釈・反応をします。いつも感じることなのですが、日常生活でふとした出来事が起こった瞬間の解釈・反応を修正しないと、人は変わらないのです。

ところが、自力で何とかしようとする人は、瞬間の解釈・反応は従来のパターンを踏襲することがほとんどなので(誰も指摘してくれないから)、だから変わらないということが本当に多いのです。

ですから、「自分なりにやってみます」と言ってできた人は、それまでに何かで高いレベルで達成したことがある人に限られてきます。
この様に、スタート・ダッシュが崩れると全部崩れることになりますので、できれば、だれかのサポートを身近で受けながら気道修正することがオススメです。

しかし、「モチベーションが維持できない…」とお悩みになる方もいらっしゃいます。そんな場合はどう対処したらいいのでしょうか?

モチベーションを維持するために必要なこと

これは実は簡単です。まず、なぜモチベーションが下がるかというと、目標としたことが「達成できてもできなくても別にどうでもいいこと」になっているからです。そうなると、何かしんどいことが起きたら「べつにいいか…」となるのが、人間なのです。
逆に、ゴールに到達する意義が明確になっている人はモチベーションが下がったりしません。途中紆余曲折があったとしても、そこに行くと決めているので、モチベーションが下がるということが無いのです。

そういう違いから、モチベーションが下がったり、下がらなかったりするので、あなたの能力の問題ではありません。ゴールに到達する意義を明確にしているかどうかが重要なだけです。

ですから、城田さんの場合、
身近なところで「こんな人になりたいな」をみつけ
その人が所属しているコミュニティーに属し(BBQ愛好会など)
徹頭徹尾真似てみる(解釈・思考・判断・行動パターンを)
物事に対する解釈を適宜修正してもらう(だから身近な人がいい)
ことからはじめて、自分に合う方向性をこれから模索するのがいいと思います。

このとき、いきなり最初からこれだというものにであうかもそれませんし、そうで無いかもしれませんが、そうで無かったからといって遠回りしたと考えるのではなく、「これは合わないんだと体験できた」と捉えてみてくださいね。

と申し上げると、「やっぱり、自分は夢や目標に向かって生きる人生なんて送れないんじゃないのだろうか…」と考えるかもしれません。

疲れたらやっぱりこっちでもいいか…と元サヤに戻るもあり

そんなときは、「いいや!元の生活で!」と元サヤに戻る勇気を忘れないでください。実は夢や目標に向かって生きている人の中には、「ふわーっと生きている人」を羨ましく思っている人もいます。つつがなく日々を送ることもこれまた一つの生き方です。胸を張ってその生き方を貫くのも一つです。

と申し上げると、「いや、それでは、相談した意味がないので、なにか…」と思われるかもしれません。そんな時は、目標の持ち方にはいろいろ種類があることをお伝えしております。

デキそうな所からマスターしていく

お手本となる人を決めて、全て真似るのは、かなり時間がかかります。
それよりもお手軽なのが、なんか良さそうな資質をいろいろ取り入れてみるということです。

話す雰囲気→Aさん
会話の内容→Bさん
話すときの身のこなし方→Cさん

という様に、いいなと思うところから真似ていくということです。これなら、お手軽にで切ると思いますし、できなかったからといって挫折感も少ないと思います。ぜひ、今日から実践してみてください。

さて、アドバイスは以上となりますが、城田さんにとって必要な情報は盛り込まれていたでしょうか?もし、またわからないことがございましたら、メールマガジン登録者専用質問BOXにお問い合わせください。

城田さんが納得できる人生を送れることを、心より願っております!ご質問ありがとうございました。

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